SWL

最近届く枚数がめっきり減っているSWLカードですが、内容をよく見ると以前のように「ライセンス取得前や開局前」というのではなく、「Hamと同時進行」であったり、「Hamは閉局してSWLに専念」という方が多い気がします。
SWLの存在自体やSWLへの対応をご存知ない方も多いようで、掲示板やMLなどで「SWL宛てのカードの書き方」に関する質問も散見されます。
「SWL上がり」のハムの1人として思うところを述べてみました。
SWL CARD
◇SWLとは
 SWLとは、「Short Wave Listeners」の頭文字を取ったもので「短波受信者」という意味です。
 短波帯の電波を傍受する者を指すことなりますが、ラジオ局の放送を受信する者はBroad Castingのリスナーということで「BCL」と呼ぶのが一般的で、SWLはアマチュア無線の電波を傍受する者を指す言葉です。
 SWLもBCLも傍受した内容を送信元に報告することがあります。これがSWLカード・BCLカードというものです。
 SWLカードは「報告書」としての必要事項を記載していなくてはなりません。
これは、年月日、周波数、電波形式、そして入感状況が主な事柄になります。
もちろん、住所と自分の受信設備(受信機とアンテナ)も必要です。
SWLカードを受け取った側に「あなたの電波は、私の住んでいる所へこのような状態で届いていました。」ということが伝わらなければなりません。
ある掲示板で「CQは聞こえたのだが、誰も呼んでこなかったのでレポートを送れない」という某SWLの書き込みがありましたが、CQだけを聞いてもSWLレポートを出すことは可能です。
むしろこういう場合こそ、「誰も呼びませんでしたが、貴局のCQはちゃんと聞こえていました」という報告を送ることは意味があるのではないでしょうか?
SWLカードの標準書式には、「I heard ur sigs wkd/clg」というのがあります。
「wkd=workd」『交信していた』以外に「clg=called」『呼んでいた』も報告事項にあるのです。
CQだけでなく、「誰それを呼んでいたのを聞きました」というのも有効なのです。
確かに、応答が無かったときの電波を誰かが聞いていたというレポートも面白いと思います。
(業務日誌に返答のなかったCQや応答のなかったコールも記載している局でないと確認できませんが・・・)

 免許取得前や開局前に実際の交信の様子を沢山聞くという点において、SWLの活動は重要であったと思います。コメント2

◇SWLナンバーとは
 SWLカード(SWLレポート)には、「JA2-5177」のような「SWLナンバー」が記載されています。
 実は、SWLナンバーがなくてもSWLの活動はできます。 私は2バンドラジオで7MHzの交信を聞いたのをきっかけにSWLを始めましたが、最初はSWLナンバーなしで、レポートは住所をコールブックで調べてSASEで送っていました。
 SWLナンバーは、JARLへ「準員」として入会すると発行されるもので、SWLカードを送ったりQSLカードを受け取ったりすることがJARL経由で可能になります。
 私は始めた頃は4桁でしたが、番号が一杯になったエリアは途中から5桁になりました。
アマチュア局を開局して、準員から正員に変更後も転送手数料を納めればSWLカードの転送サービスを受け続けることができます。
私も開局後何年かはこの方法でSWLの活動も続けていました。
以降ずっとサービス停止状態が続いていますが、SWLナンバー「JA2-5177」はアマチュア局のコールサインと違い再割り当てもないので、JARLへ「転送手数料」を納めればいつでも活動再開できる状態です。
カード集めがすべてではないという見地に立てば、電波を出さずに各バンドを聞いている時は「現役のSWL」といえるかも知れませんが。
そういえば2005年の某コンテストにSWLでログを出したら、優勝してしまいました。(参加者は2名!)

コメント1 ◇SWLカードを受け取ったら
 SWLの側では首を長くしてQSLを待っている訳ですから、レポート内容が正しければQSLを発行していただきたいと思います。
 最近は返信カードの記載についてコメントのあるSWLカードもあります。
 レポートの内容に「確かに当局の電波を受信されたことを証明します。」の一文を付記すればOKなのですが、SWLの経験の無い方にとっては戸惑われるようです。
そのサンプルとHamlog用の定義ファイルを載せておきますので、必要な方は参考にしてください。
記入方法
GO
Hamlog定義ファイル



◇最近のSWL
 従来は私のように国家試験勉強中や開局前にSWLをするのが一般的でしたが、最近はSWLをアマチュア局の準備段階での活動としてではなく、独立したものとして取り組んでおられる方が多くなっているようです。
 冒頭に記したように、アマチュア局を閉局してSWLに専念されている方も何名かおられます。
 JCCやAJAなどのアワードのためSASEでSWLカードを頂くことも時々あります。
 そういえばカードそのものも、既製品の印刷されたものやPCでプリントアウトされたものが多くなりました。
           私はずっとガリ板印刷でした。Hi
近頃はE-mailでSWLレポートが届くこともあります。

 以前のように、開局後の自分の姿を夢見て聞く。
 開局後も、自分の運用スキルを上げるために先輩諸氏の運用を聞く。
といった「アマチュア無線の入り口としてのSWL」は少なくなり、SWLでアワードを目指す方が殆どになった気がします。
電信・電話とも聞いているだけで楽しい交信が激減しているのも一因かもしれません。
「599BK」や「5と9、カードはジャール!」、仲間内のだらだらしたラグチューばかりでは確かに「交信を聞く楽しみ」は生まれそうもありません。
 思わず聞き入ってしまうような、リグやANTなどについての技術的話題のラグチューは聞かれなくなりました。
(HPや掲示板などで行なわれるようになったせいもありますね)

また、サフィックスのみでリストを取ったりする非効率的な運用方法で交信している局も散見されますが、これなども受信経験が不足しているからだと思います。
電信・電話に因らず、他の方の交信を色々聞き「上手い運用法」「楽しい交信の仕方」などを学習していくことは開局後でもできることです。
 電波を出して交信することは楽しいものですが、末永くアマチュア無線を楽しむためには「他の皆はどんな交信をしているか」を知ることも大切だと考えます。

最後は偉そうなことを書きました。先輩諸氏のご意見をお待ちいたします。
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